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優しいヒトに虐められてます。
第7章 おねだり
その日の晩には、ハルはすっかり
後悔していた。

あまりにも彼が譲らないので思わず
躍起になってしまっていたが
彼を怒らせてしまったかもしれない。
もしそうなら、早く仲直りしたい。

それに、冷静に考えてみると
三日後はばっちり大学の講義がある。

確かにあのローターの「弱」の振動単体では
イカない自信があったが、
大学にいる間は周囲に人がいることでの
緊張や羞恥心、それに日常の
立ったり座ったりという何気ない動作で
刺激を与えられる可能性もある。

それに、これだけ啖呵切っておいて
万に一つの不意打ちでイッてしまったりしたら
ドSの彼から今後どんな仕打ちを受けることか……

――とはいっても、あの振動なら……
直接クリに当ててもほとんど感じないほどだ。

大丈夫、きっと勝てる。
なんなら、夜すぐに寝ちゃえば
0時なんてあっという間に過ぎちゃうに決まってる。
問題はむしろ仲直りの方かもしれない。

二日後、ハルは冷め切った表情で事務所を訪れた。
彼は徹夜でもしていたのか
両目に大きなクマができていた。

相手の苦労と、自分の熱がとっくに冷めていることに
ハルは申し訳なく思いながら
改造されたローターを受け取った。

……はぁ。何だかいろんな意味で申し訳ない。
でも、あれだけ息巻いちゃった以上
今更引き返せないよなぁ……
仕方ないよ、斎藤春。
とりあえず明日は普通に勝たせてもらおう。

ハルは目覚ましをセットし、眠りに就いた。
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