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優しいヒトに虐められてます。
第8章 下ネタしりとり
「こんにちはー」
勝手に上がっていいと言われているので
挨拶しながら事務所にお邪魔する。

すぐに奥の部屋から大津川が顔を覗かせた。
「やあ、4日ぶりくらい?
今ちょっと作業してて……」
メガネを取って目をこすってから
改めてハルを見る。

「ん? 今日はちょっと気合入ってる?」
「えッ!? あ、べ、別に……」
早速おめかしがバレた。

意識してると思われたくないので
ちゃちゃっと話題を変える。
「今日は何をするの?」
言いながら寝台横のソファにバッグを置かせてもらう。

「あの夜の翌日、帰ってからハルのバングルから
送られてきたデータを確認したんだけど」
あの夜、という言葉に、ハルは共に一夜を過ごしたあの夜の
快楽、幸福感を思い出して身悶えしたくなった。

「やっぱりハルは、恥ずかしいのが大好きな
ドMらしいってことがわかってね」
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