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第8章 下ネタしりとり

「下検不合格だったら、ちょっと勉強してもらうから。
ってわけで、さっそくどうぞ。
あ、今更乙女チックな恥じらいでエッチな問題
わからないふりとかしなくていいからね」

「っ……！」
そ、そんなこと、別に……

……本当にしなかっただろうか？
……言われなければちょくちょくわからないふりを
していたかもしれない、うん。
「ちゃんとやります……」

大津川はニコニコしながら奥の部屋へ消えた。

「はぁ」
吐息を一つついて、さっそく鉛筆を手に取る。
一枚目はちょくちょくわからない問題もあったが
まだこの辺は易しい問題のようだった。

問題は、一枚目をめくった先の二枚目以降にあった。
……ッ！？
ト、トウキくん……
あのニコニコはニコニコじゃなくてニヤニヤだったんだ……

ハルは彼のいたずら心に顔を赤くしながら
一部の問題を解かなければならなかった。