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優しいヒトに虐められてます。
第8章 下ネタしりとり
大津川が寝台横の椅子に腰かけ、ハルとは
斜め向かいに対峙する。

偶然か気遣いか、正面や隣の至近距離を避けてくれたのは
ハルにとっても少しありがたかった。
これなら、割と自然に言えるかもしれない。
正面だと、おそらく過激な下ネタを言う場合には
かなり抵抗があっただろう。

「さて、最初は何から始めようか……
ハルって、しりとりやる時いつも何から始める?」

「小さい頃に家族でやった時は『あ』から
始めることが多かったかな。
友達とやる時はしりとりの『り』からとか」

「んー……じゃ、『あ』にしようか。
『アナル』、肛門のこと。はい、ハルどうぞ」

うわぁぁ、早い早い!
もう回ってきた。
「え、えっと……『る』?」

「言い忘れてたけど、制限時間は30秒」
「ええー!!」
今言う!?
る、る、る……るるる……
る!? 『る』ってある!?

「頑張れちょいエロJD」
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