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優しいヒトに虐められてます。
第9章 ここは猫カフェだから
事務所に着くなり、大津川が冷たいお茶を出してくれた。
この時期、もう日中の外は結構な気温になる。
彼の出してくれたお茶は、仄かな香りを口中に残して
すぅーっと喉を爽快に駆け下りた。
「ふぅー」
そこまで疲労しているわけでもないが、休まるような
吐息をついてソファの背にもたれかかる。
「何かする?」
不意に彼が聞いてくる。
「何かって?」
「いや、別に何でもいいけど。何かしたいことがあれば」
「んー……」
正直なところ、今日は朝からずっと学校終わりに
彼を猫カフェに誘うことしか考えていなかったので
特に思いつかない。
「あ、今日って、トウキくん私を呼ぶつもりだった?」
「あー、まあ確かに暇だったからね。ハルから猫カフェ
誘われなかったら呼んでたかも」
「じゃあこの前選ばなかった白紙のどっちか選んでやろうよ」
「いいけど……」
……?
この時期、もう日中の外は結構な気温になる。
彼の出してくれたお茶は、仄かな香りを口中に残して
すぅーっと喉を爽快に駆け下りた。
「ふぅー」
そこまで疲労しているわけでもないが、休まるような
吐息をついてソファの背にもたれかかる。
「何かする?」
不意に彼が聞いてくる。
「何かって?」
「いや、別に何でもいいけど。何かしたいことがあれば」
「んー……」
正直なところ、今日は朝からずっと学校終わりに
彼を猫カフェに誘うことしか考えていなかったので
特に思いつかない。
「あ、今日って、トウキくん私を呼ぶつもりだった?」
「あー、まあ確かに暇だったからね。ハルから猫カフェ
誘われなかったら呼んでたかも」
「じゃあこの前選ばなかった白紙のどっちか選んでやろうよ」
「いいけど……」
……?