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優しいヒトに虐められてます。
第9章 ここは猫カフェだから
不意に、背後から微かにチャリンチャリン、という音が聞こえた。
『ん……? 鈴……?』
チエミがハルの心中とまったく同じ反応をする。
後ろを向こうとしたハルは肩を押さえて止められた。
と、首の後ろから手が出てきて、チャリンチャリンと
微細な音を鳴らしながら鈴をつけられた。
彼が先ほどの猫カフェでお土産代わりに買った鈴だった。
お店の猫の一匹が付けていたものと同じだ。
なっ……
(誰が猫だ~ッ!)
振り向いて目を怒らせるハルに、大津川は再び手帳を見せた。
見なければ指示として認識せずにすむのだが、どうしても
目が勝手に文字を追って読んでしまう。
ん……?
殴り書きされた指示。
ハルは意図が分からないながらも、指示に従った。
『ん……? 鈴……?』
チエミがハルの心中とまったく同じ反応をする。
後ろを向こうとしたハルは肩を押さえて止められた。
と、首の後ろから手が出てきて、チャリンチャリンと
微細な音を鳴らしながら鈴をつけられた。
彼が先ほどの猫カフェでお土産代わりに買った鈴だった。
お店の猫の一匹が付けていたものと同じだ。
なっ……
(誰が猫だ~ッ!)
振り向いて目を怒らせるハルに、大津川は再び手帳を見せた。
見なければ指示として認識せずにすむのだが、どうしても
目が勝手に文字を追って読んでしまう。
ん……?
殴り書きされた指示。
ハルは意図が分からないながらも、指示に従った。