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優しいヒトに虐められてます。
第9章 ここは猫カフェだから
ハルの胸は、先端の敏感な突起も合わせて優しく揉みほぐされた。

胸をすっぽりと覆う、彼の手のぬくもり……
膨らみを優しく、ゆっくり愛撫してくれる心地よさ……
そして時折乳首を軽くこすられる鋭い快感……

胸の直の愛撫だけで、ハルの身体からは力が抜け去った。
気分を甘くとろとろに溶かされ、抵抗する意志を奪われ
残ったハルの身体は、ただ彼の愛撫に身を任せる他なくなった。

『ハル、今猫とじゃれてるの?』
チエミの声で一気に現実へ引き戻される。
「う、うん」

『ほんとに?』
え……疑われてる?

「ほんとだよ? どうして……?」
『いや、鈴の音とハルの怪しい息遣いは聞こえるんだけど
猫の気配がまったくしないというか。普通遊んでるなら
足音とか鳴き声とかするものじゃないの?』

「あー……そ、それはね……」
ハルは先ほど訪れた猫カフェを思い出した。

あそこでは猫の足音はよく響いていた。
なぜか?
床が木材で、建物内が音を響かせやすかったから……
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