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第9章 ここは猫カフェだから

はっ！
ダメ！　間を置いたら不自然になっちゃう！

ハルは時間が経たないうちに超特急で口を開いた。
「え、ええー……でも本当のことだから……」
『……ふーん。まあいいけど』

うーん……
なんかこれだとごまかした意味がない気がするけど
まあ雰囲気的にはぎりぎりオッケーかな。
何とか切り抜けたということで。

――切り抜けたということで、手を休めてくれていた彼が
ハルのアソコの愛撫を唐突に再開する。

「っっ……！」
声の代わりに反射でキュッ、っと足を閉じる。

あ、危なかったッ……！！
っていうかいつもいつも不意打ちすぎるよ！
これ以上変な声出ちゃったら
本当にもうごまかしきれないから！

――という切実な内心を伝えるようにハルは後ろを睨んだ。