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優しいヒトに虐められてます。
第9章 ここは猫カフェだから
『ハル、お尻はその場に残したまま、僕の首に腕を回して。
膝が90度になるように』
『こ、こう……?』
ギシッ、と軋む音。

『うん。あ、勝手にキスしちゃだめだよ』
『キ、キスしたいって言ったらさせてくれるの……?』
『聞き方次第かな。ふふ』
『もう~、トウキくんばっかりズルい……』

お互いベタベタだなぁ……
チエミは手淫する手を止めずに思った。

恋人同士でなぜキスするのに相手に聞かないといけないのか
わからないが、とりあえずラブラブらしいことはわかる。

それと不思議なのは、未だに挿入の気配がないこと。

ハルの方はもうかなりヌレヌレのはずなので
挿入される準備はできているだろう。
ただの恋人じゃない……のかな……?

『あぁっ……』
『どう? クリでいい?』
膣内のローターに加え、さらに外からも
ローターを当てているらしい。

『うん……ハァッ……フゥッ……アんッ……すごい……』
最後の消え入るような声は辛うじて聞こえた。
二人はかなり密着しているようなので、声は小さくて済むらしい。
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