この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
優しいヒトに虐められてます。
第9章 ここは猫カフェだから
「はぁ……」
再び彼の溜息。
明らかにバカにされているようで、ちょっとムッとする。

「だから、君のお友達は君の声をオカズにオナニーしてたんだよ。
同性とはいっても、あんな興奮してる声を聞くと
そういう気分になっちゃうもんなんでしょう。
だからミュートにしないと、いろいろ聞こえちゃうでしょ?」

「じゃ、じゃあチエミは……」
「うん、全然ハルのことを嫌ったりはしてない。
さっきも言ったでしょ。ハルが嫌わなければ、向こうから
嫌ったりすることはないって。あれはそういうこと」

「で、でも……こんなの聞かれちゃったら……」
「その点は、僕の予想ではたぶん向こうから
気を遣って話しかけてくれる。
ハルはそれを拒否さえしなければいい」

「うーん……」
彼は言外に大丈夫だと、安心させてくれようとしている。
それはわかるが、さすがにそう簡単に心は休まらない。

「とにかく、身体拭いて着替えて。
気持ち悪かったらお風呂使ってもいいよ。すぐにお湯張るから」
「ううん。お風呂入っちゃったら、疲れすぎてて上がれなくなりそう……」

「そのくらい僕が手伝ってあげるよ」
「い、いいです!」
「いや、割と本気なんだけど……まあイヤならいいよ」

ハルは着替えて脱いだ服をビニールに入れると
彼がインスタントラーメンをご馳走してくれた。
疲労した身体によく染みた。

そのままビニール袋を持って彼に送ってもらい
帰った時にはすっかり夜の帳が下りていた。
/896ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ