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第10章 森で暮らす女の子のちょっとえっちな日常

もじもじとする少女を
メイク担当は不思議そうに眺めた。

（――あっ、こうか）

ようやく気付いて少女は胸を張った。

「うんうん……」
セーターを少女の身体にぴったりつけて
鏡を見つめる。

ポイッと机に投げて別のセーターを取る。
再び少女の身体に当てて鏡を見る。

白っぽい、丈の長いワンピースに近い
セーターだった。
申し訳程度についている短い袖口が
華奢な感じを醸し出していてかわいい。

「ほぅ……」
今度は丁寧に机に置き、最後のセーターを取る。

最後はピンク地に、袖の先と裾が黄色の
長袖のセーターだった。
こちらもかなりきゃぴきゃぴしていてかわいい。
森の雰囲気にも合いそうだが、いかんせん暑そうだ。

「なるほど……あ、じゃあちょっと
このまま固定してもらえますか」
言われて、少女は身体に当てていた
セーターの襟を自分で押さえて固定した。

メイク担当はそのままスカートを当てた。
順繰りに三種類当て、しばらく考えてから
二つ目のセーターをもう一度固定させ
また三種類スカートを当てる。

「うん。これで行こう」
メイク担当が選んだのは、二つ目の
ワンピース型の白いセーターだった。