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第10章 森で暮らす女の子のちょっとえっちな日常

「スカートは……？」
「スカートはなしです。
森で暮らしている女の子って設定なので
これ一枚の方が、素朴な感じというか
部屋着っぽさみたいな……
なんていうんだろう……
あっ、そう自然体って感じが出るので」

少女はもう一度鏡の自分を確認する。

（確かに、これに短いスカートは合わなそう……
ピンクの長袖のセーターの方も暑そうだし……
森で暮らす女の子って設定なら
確かにこれがよさそう）

少女が納得するのを見て、メイク担当が言う。
「それじゃあ、お着換えの方
よろしくお願いします。
下着はこっちの袋に入っているのを
着けてください」

自分は監督に衣装の報告をしてきます、と
そそくさとメイク担当が出ていく。

少女は一人になると、おもむろに上着を脱ぎ出した。