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優しいヒトに虐められてます。
第10章 森で暮らす女の子のちょっとえっちな日常
「あ、す、すみません見てないです!!
監督いないので、報告するために
携帯だけ失礼しますっ!!」

(やだやだやだ来ないで恥ずかしいッ!!
今下穿いてないのにッ……!!)

焦るほどに絡まってTシャツが脱げない。
ふと気づいて、逆にシャツを戻す。

視界が戻ると、メイク担当の男は
こちらをガン見して股間を膨らませていた。

少女の陰部はばっちり彼の方を向いており
股を閉じていても仰向けに転倒したため
ほとんど隠せていなかった。

(嘘だ……全部……見られてた……
うそ、うそうそうそうそ……!!)

恥ずかしさが汗のように全身から
噴出してきた。
クラクラするほど顔が熱くなるのを感じた。

シャツを引っ張って股間を隠す。

「はっ! ご、ごめんなさいっ!!」
我を取り戻したメイク担当は
袋の中から携帯を取り出すと
脱兎のごとく逃げ出した。

その後もしばらく
少女は同じ体勢で硬直していた。

腕が疲れるのを感じて
ようやく緊張を解く。
シャツに、力強く握った跡が
くっきり残っていた。

人生で最大の醜態を晒した自覚が
ようやく訪れる。

(~~~~~ッッッ!!!)

目に涙が込み上げ
途端に何もかもが嫌になってくる。

(こんなアンラッキースケベ
初めて経験した……)

少女の目から涙がこぼれた。
「ぐすっ……」

(でも……仕事だから……
ちゃんと……やらなきゃ……)

少女は少ししゃくりを上げながら
今度は腕から先にシャツを脱いだ。
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