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優しいヒトに虐められてます。
第10章 森で暮らす女の子のちょっとえっちな日常
さすがにメイク担当なだけあって
メイクの腕は文句のないプロ級だった。
さっきのわだかまりが全部一気に
吹き飛びそうになるほど
ドレッサーの鏡の中の少女は美しく
かわいくなっていった。
「本当は、斎藤さんは素の材料がいいので
あんまりお化粧しすぎない方が
いいんですけど……
監督がメルヘンなものにしたいとのことで
ちょっとファンタジックな
ウサギ系のメイクになってます」
そう言われて見ると
確かに全体的に白っぽい。
それに頬や鼻の仄赤い感じが
小動物感を引き出している気がする。
髪の毛は、ゆるふわ系になるよう
丁寧にセッティングされ
最後にうさ耳のカチューシャを
頭につけられる。
鏡の中にいるのは
立派な森の住人――ウサギ少女だった。
(か、かわいい~~~っ!!!)
感動のあまり鳥肌が立った。
メイク一つでここまで変わることの驚き
そしてこのキュートな少女が
自分自身であるという喜び。
(これが……私……)
少女はしばらく頬を緩ませて
鏡の中の自分を鑑賞した。
(むふふ……)
メイクの腕は文句のないプロ級だった。
さっきのわだかまりが全部一気に
吹き飛びそうになるほど
ドレッサーの鏡の中の少女は美しく
かわいくなっていった。
「本当は、斎藤さんは素の材料がいいので
あんまりお化粧しすぎない方が
いいんですけど……
監督がメルヘンなものにしたいとのことで
ちょっとファンタジックな
ウサギ系のメイクになってます」
そう言われて見ると
確かに全体的に白っぽい。
それに頬や鼻の仄赤い感じが
小動物感を引き出している気がする。
髪の毛は、ゆるふわ系になるよう
丁寧にセッティングされ
最後にうさ耳のカチューシャを
頭につけられる。
鏡の中にいるのは
立派な森の住人――ウサギ少女だった。
(か、かわいい~~~っ!!!)
感動のあまり鳥肌が立った。
メイク一つでここまで変わることの驚き
そしてこのキュートな少女が
自分自身であるという喜び。
(これが……私……)
少女はしばらく頬を緩ませて
鏡の中の自分を鑑賞した。
(むふふ……)