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優しいヒトに虐められてます。
第10章 森で暮らす女の子のちょっとえっちな日常
「ハルにも本番中の自分の演技で
ギャラリーがどんな反応をしているか
知ってもらいたいんだよ。
本番中、ハルが自分の姿を常に見れるよう
カメラ映像を映すスクリーンを置くけど
その映像と一緒にギャラリーの声も聴けば
より自分の演技を客観視できるはず。
ギャラリーには、なるべく
思ったことを声に出すように言ってある」
「ノンストップで一気に撮るの?
そうじゃないと
そうする意味が薄いような気がするけど」
「極力切らずに撮りたいとは思ってる。
今回はこの森の雰囲気を生かした
アンニュイな感じとアブノーマルな
ストーリーの融合を表現したいから
途中でわずかでも雰囲気が変わるのは避けたい。
だから休憩も一回しか挟まない予定。
ただ、引っかかるところがあったりしたら
そこだけ撮り直してもらうことは
あるかもしれない」
「なるほど……
で、ストーリーの概要、聞いてもいい?」
「もちろん。簡単に言うとだね
森で暮らす住人たちの人間模様を描いていく。
ハル演じる純情な春うさぎのハルと
その親友のちょっとひねくれた秋りすのアキ
そして双子の黒い夏うさぎと黒い冬うさぎの
ナツとトウ」
(何で冬うさぎだけ『トウ』……)
語呂の問題だと思われたが
些事なので口にはしない。
(何だかトウキくんを想像しちゃうなぁ)
ギャラリーがどんな反応をしているか
知ってもらいたいんだよ。
本番中、ハルが自分の姿を常に見れるよう
カメラ映像を映すスクリーンを置くけど
その映像と一緒にギャラリーの声も聴けば
より自分の演技を客観視できるはず。
ギャラリーには、なるべく
思ったことを声に出すように言ってある」
「ノンストップで一気に撮るの?
そうじゃないと
そうする意味が薄いような気がするけど」
「極力切らずに撮りたいとは思ってる。
今回はこの森の雰囲気を生かした
アンニュイな感じとアブノーマルな
ストーリーの融合を表現したいから
途中でわずかでも雰囲気が変わるのは避けたい。
だから休憩も一回しか挟まない予定。
ただ、引っかかるところがあったりしたら
そこだけ撮り直してもらうことは
あるかもしれない」
「なるほど……
で、ストーリーの概要、聞いてもいい?」
「もちろん。簡単に言うとだね
森で暮らす住人たちの人間模様を描いていく。
ハル演じる純情な春うさぎのハルと
その親友のちょっとひねくれた秋りすのアキ
そして双子の黒い夏うさぎと黒い冬うさぎの
ナツとトウ」
(何で冬うさぎだけ『トウ』……)
語呂の問題だと思われたが
些事なので口にはしない。
(何だかトウキくんを想像しちゃうなぁ)