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優しいヒトに虐められてます。
第10章 森で暮らす女の子のちょっとえっちな日常
「双子のうち、兄の冬うさぎトウと
ハルは恋人なんだ。
でも、秋リスのアキも
トウに恋心を抱いている。
そして双子の弟、夏うさぎのナツは
ハルのことが好き」
「うわぁー、三角関係ならぬ四角関係?」
「ちょっと歪んだ台形みたいな感じかな。
アキとナツは結託してハルとトウを
引き離そうとするんだけど
結局二人の深い愛に破れ去る……
みたいなのを、ちょっと
アンニュイな雰囲気で送りたいんだよ。
だからどういう風にしてほしい
ってことはないんだけど
一応コンセプトみたいなものは
共有しておいた方がいいだろうから」
「りょうかーい。いつになく面白そうだね」
「いつになくって……
今まで何度も一緒に撮影してきたのに
つまらないと思ってたのかよ」
「うふふ。だから今回は頑張るよ」
「まったく……あっ、そうだ。
今回はちょっとサービスシーンというか
まあそういうシーンが多めだから
一応その辺は覚悟しておいて」
「っ……! わ、わかった……」
そういうのを含む撮影は初めてだが
仕事なのだから
駄々をこねるわけにはいかない。
「うん。さて、僕は外に出て
ハルのインカムとの通信の調整をするから
ハルはここで待ってて」
「私も出ちゃだめなの?」
フフッ、と監督が笑う。
「『彼ら』の期待は
膨らませられるだけ膨らませてあげないと」
「あっ……」
察した少女は含み笑いを漏らす。
「そうだね」
ハルは恋人なんだ。
でも、秋リスのアキも
トウに恋心を抱いている。
そして双子の弟、夏うさぎのナツは
ハルのことが好き」
「うわぁー、三角関係ならぬ四角関係?」
「ちょっと歪んだ台形みたいな感じかな。
アキとナツは結託してハルとトウを
引き離そうとするんだけど
結局二人の深い愛に破れ去る……
みたいなのを、ちょっと
アンニュイな雰囲気で送りたいんだよ。
だからどういう風にしてほしい
ってことはないんだけど
一応コンセプトみたいなものは
共有しておいた方がいいだろうから」
「りょうかーい。いつになく面白そうだね」
「いつになくって……
今まで何度も一緒に撮影してきたのに
つまらないと思ってたのかよ」
「うふふ。だから今回は頑張るよ」
「まったく……あっ、そうだ。
今回はちょっとサービスシーンというか
まあそういうシーンが多めだから
一応その辺は覚悟しておいて」
「っ……! わ、わかった……」
そういうのを含む撮影は初めてだが
仕事なのだから
駄々をこねるわけにはいかない。
「うん。さて、僕は外に出て
ハルのインカムとの通信の調整をするから
ハルはここで待ってて」
「私も出ちゃだめなの?」
フフッ、と監督が笑う。
「『彼ら』の期待は
膨らませられるだけ膨らませてあげないと」
「あっ……」
察した少女は含み笑いを漏らす。
「そうだね」