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優しいヒトに虐められてます。
第10章 森で暮らす女の子のちょっとえっちな日常
鳥の羽ばたく音で、少女はスッと目を開けた。
身体を起こすと同時に、股間を手で押さえる。
これらも監督からの指示通りだ。

さっと立ち上がると、股間を押さえて
辛そうな表情をしたままコテージへ歩き出す。

〈……ん、どうしたんだ?……〉

〈……トイレじゃない?……〉

ほとんど歩かないうちに、立ち止まった。
股間を強く押さえた。
眉間に深刻なしわが寄り、肩を縮める。

コテージを見て、少女は詰まった声で呟いた。
「おうちまで間に合わない……っ」

〈……えっ、おい、この流れって……〉

〈……いやいや、さすがにないでしょ……〉

踵を返した少女は大木の方へと早歩きで戻った。
近くの膝丈の茂みをまたぐと、きょろきょろと
神経質そうに辺りを見回した。

「誰もいないよね……?」
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