この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
優しいヒトに虐められてます。
第10章 森で暮らす女の子のちょっとえっちな日常
排尿を終え、パンツを穿いた少女は
眼下の水溜まりに気付かないフリをした。
大木の下へと戻りながら
カメラと入れ違いになる。
〈……おお、おしっこでも
きれいに撮ろうと思えば撮れるんだな……〉
ギャラリーの呟きに、少女は何気なく
スクリーンの方を見る。
たった今少女がいた場所の、たくさんの雫で
きらきらと光る草っぱらが大きく映されていた。
たかが尿で濡れた草っぱらを
さも美しい光景のように映している。
近づけばキツイ匂いがするだろうし
草じゃなくて白い床だったなら
色だって付いているのがわかるだろう。
今興奮しているギャラリーも
その多くはこのきれいな雫に
触りたいとまでは思わないはずだ。
だんだんと、恥じらいが薄れてきたのを感じた。
(私は演じているだけ。これはお仕事。
言われた通りにすればいい……)
今までできていなかっただけで、ようやく
演じる覚悟というものができたのかもしれない。
もう何でも来いだった。
眼下の水溜まりに気付かないフリをした。
大木の下へと戻りながら
カメラと入れ違いになる。
〈……おお、おしっこでも
きれいに撮ろうと思えば撮れるんだな……〉
ギャラリーの呟きに、少女は何気なく
スクリーンの方を見る。
たった今少女がいた場所の、たくさんの雫で
きらきらと光る草っぱらが大きく映されていた。
たかが尿で濡れた草っぱらを
さも美しい光景のように映している。
近づけばキツイ匂いがするだろうし
草じゃなくて白い床だったなら
色だって付いているのがわかるだろう。
今興奮しているギャラリーも
その多くはこのきれいな雫に
触りたいとまでは思わないはずだ。
だんだんと、恥じらいが薄れてきたのを感じた。
(私は演じているだけ。これはお仕事。
言われた通りにすればいい……)
今までできていなかっただけで、ようやく
演じる覚悟というものができたのかもしれない。
もう何でも来いだった。