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優しいヒトに虐められてます。
第10章 森で暮らす女の子のちょっとえっちな日常
少女の自慰はまだソフトな段階だった。
だが、男性ギャラリーの目は野獣
女性ギャラリーの目は性に従順な乙女のものだった。

下着の上から秘裂を弄っているのが
容姿の整った女優というだけで
ギャラリーに強い背徳感と
それ以上の劣情を抱かせてしまうようだった。

少女は右手の中指を割れ目に押し当てて
こするようになぞった。
残る人差し指と薬指で、両サイドから
秘肉を挟んで優しく動かす。
挟んで持ち上げた秘肉を
また中指で押し込むようになぞる。

この動作は監督からの「肉感」を意識して
という指示によるものだった。
が、ちょっと卑猥すぎて
むしろ下品かもしれないと気付く。

しかも自分で考えてやったという事実が
じわじわと恥辱感を煽ってくる。

――ちなみに快感はまずまずといったところ。

〈一気に激しくしないで。じわじわ、ゆっくり視聴者を
追い詰めて興奮させていく感じ〉

(ええー……そんな漠然とした感じで言われても……)

「んん……」
快感に喘ぐフリをして、首を倒し
ギャラリーの様子を窺う。
さっきから不気味なほど静まり返っていた。

見ると、男女問わず、皆魅せられたように黙って
目の前のスクリーンに見入っていた。

男性はズボンの内側で何やら股間を
手でもぞもぞと弄っている。
女性もちらほら股に手をやっている人がいる。

(ちょ、ちょっとぐらい下品な方がいいのかな……?)
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