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優しいヒトに虐められてます。
第10章 森で暮らす女の子のちょっとえっちな日常
「あ、それなら大丈夫です。
さっきドアをノックしましたけど
反応がなかったので」

(え……?
……。

あっ! もしかして
水流してた時にノックしてたの!?
それじゃあ、距離もあるし
さすがに気付けない……

「エコ小」のあの音じゃ
向こうまで届かなかっただろうし……)

「そっか。じゃ、改めて、どうぞ」
「…………………………っ」
「……ん?」

「あ、あの、本当にすみません!
見られると……恥ずかしい…です…」
「あっ、ごめん!
オカズにするってことは
そうなるもんね……ごめんごめん。
後ろ向けばいい?」

「あっ、後ろ…より…前の方が……」
「じゃあ、目を閉じるね」

「すみません……せっかく先輩と
現場一緒になったのに
こんな迷惑ばっかりかけて……」
「謝らないでよ。僕だって…その…
かわいい後輩のオカズになれるのは
ちょっと嬉しいくらいだから」

「~~~っ!!」
「あ、ご、ごめん。こんなこと
言われたらやりにくくなっちゃうよね」

「ぅぅっ……い、いいです……
目、開けないでくださいね……」
「うん」

「ぜ、絶対ですよ!」
「開けないって。ん? それ逆に
開けてほしいってやつじゃないよね?」

「違いますッ!!」
「フフ、ほんとに開けないから」

ようやく、アキの身動きする気配。
そして、そのまま彼女の
小さな吐息が聞こえ始めた。

(何で……何でこんなに……
モヤモヤしちゃうんだろう……)
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