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第10章 森で暮らす女の子のちょっとえっちな日常

「さすがに今のは聞いてるだけでも
辛いから、僕が少し手伝ってあげるよ」
「え……先輩が手伝ってくれるんですか？」

「もちろんアキちゃんの大事なところ
触ったりはしないから、そこは安心して」
「あぁ……はい……」

（あ。アキちゃん少しがっかりしてる。
フフ、ほんとは触ってほしかったのかな）

「なるべく僕が言う通りにやってみて」
「ど…どうすれば…いいですか」
「好きな人はいる？」
「えっ！？　あ……
は…はい……一応……」

「じゃあ、今から後ろから腕を回すから
その人に抱かれてると思ってみて」
「フフ」
「え、何で今笑ったの……」
「いえ」

（あなたがその好きな人なんですよ。
もう、優しい人ほど鈍感なんだよなぁ……）

「まあいいや。で、その人に抱かれてる
感覚で、リラックスできたら
ゆっくりオナニーを始めて」
「わ…かりました…」
オナニー、と言われてアキは少し
ドキッとしたようだった。
演技かどうかはわからない。

「じゃあ行くよ」
「はい……」

不意に静けさが訪れた。

「ぁぁ……」
聞こえるか聞こえないかぐらいの
ごく小さなアキの吐息。

アキはもう、男に後ろから
腕を回されているようだった。