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優しいヒトに虐められてます。
第10章 森で暮らす女の子のちょっとえっちな日常
現場に到着するなり、撮影が開始された。
「じゃあね、ハル。
付き合わせちゃってごめんね」
行為が終わってお互い下着を穿くと
秋りすのアキはそう言った。
――眉を寄せ、どこか寂しげな顔で。
親友であるハルを騙そうとしていることに
心苦しさを覚えているのだろう。
「ううん」
それを知らない春うさぎの少女は
屈託のない笑みを返す。
アキは手を振りながら、大木の向こうへ
去っていった。
アキの背中が見えなくなると、少女は
振り返していた手を下ろした。
濡れたマットを畳み、電マと一緒に
バッグにしまう。
「はぁ……疲れた…
アキちゃんは女の子なのに、私
あんなに気持ちよくなっちゃった…」
はぁ…ともう一度溜息。
いい具合にうさ耳の耳も垂れた気がする。
バッグをもって立ち上がり、少し歩く。
カメラが横から付いてくる。
ギャラリスペースから辛うじて見える
ベンチに、バッグを置いて腰を下ろした。
「ここ、よくトウくんと一緒に座ったなぁ……
なんとなく会いたくなってここに座ると
よく本当にトウくんが来てくれるんだよね…」
「ハル?」
声に、パッと振り向く。
「じゃあね、ハル。
付き合わせちゃってごめんね」
行為が終わってお互い下着を穿くと
秋りすのアキはそう言った。
――眉を寄せ、どこか寂しげな顔で。
親友であるハルを騙そうとしていることに
心苦しさを覚えているのだろう。
「ううん」
それを知らない春うさぎの少女は
屈託のない笑みを返す。
アキは手を振りながら、大木の向こうへ
去っていった。
アキの背中が見えなくなると、少女は
振り返していた手を下ろした。
濡れたマットを畳み、電マと一緒に
バッグにしまう。
「はぁ……疲れた…
アキちゃんは女の子なのに、私
あんなに気持ちよくなっちゃった…」
はぁ…ともう一度溜息。
いい具合にうさ耳の耳も垂れた気がする。
バッグをもって立ち上がり、少し歩く。
カメラが横から付いてくる。
ギャラリスペースから辛うじて見える
ベンチに、バッグを置いて腰を下ろした。
「ここ、よくトウくんと一緒に座ったなぁ……
なんとなく会いたくなってここに座ると
よく本当にトウくんが来てくれるんだよね…」
「ハル?」
声に、パッと振り向く。