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優しいヒトに虐められてます。
第10章 森で暮らす女の子のちょっとえっちな日常
全身を黒っぽい服に身を包んだ美男子が
少し離れたところに立っていた。
黒い帽子には小さな耳が付いている。

「まさか……トウくん!?
帽子に入ってるラインの色は……
オレンジ! トウくんだ!
冬うさぎのトウくん!!」

少女は顔を輝かせて
「おーい」と手を振った。

しかし、彼はトウではない。
少女がベンチに座っている間に
スクリーンにナツのシーンが映され
インカムから音声も入っていた。

彼は帽子に色を塗って双子の兄のフリをした
弟のナツの方である。

ナツは手を振り返しながら
軽やかな足取りで歩いてきた。

(あれ、この顔……メイクで多少変わってるけど
もしかしてトウキくん?
うわ、絶対そうだ。スクリーン越しでは
わからなかったけど、顔は完全にトウキくんだ。
でも声はだいぶ低めで違うかな)

「ごめんな、ハル。最近会えなくて」
言いながら隣に座る。
「ううん。忙しかったの?」

「ああ。親父の仕事を手伝わされてて」
「じゃあ、今日はデートできる?」
期待のまなざしで彼を下から見上げる。

「ごめん。実はまだ仕事が残ってるんだ」
申し訳なさそうに笑うナツ。
「そっか……」

「そんな顔するなって。寂しくならないように
弟のナツを呼んでおいたから」
「夏うさぎのナツくん?」
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