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優しいヒトに虐められてます。
第10章 森で暮らす女の子のちょっとえっちな日常
「ねえ、ハル。デートしない?
疲れてるならちょっとした散歩でもいいから」
「うん。いいよ」
立ち上がりながら、「はい」と言って
手を差し出してくる。
そのナチュラルさに、思わず赤面する。
「なぁに赤くなってんの。今更でしょ」
「う、うん。何か嬉しくて…」
少女はトウの手を取って立ち上がった。
そのまま二人で手を繋ぎ、カメラから
外れない程度にその辺を歩く。
風を感じるように。
森の息吹を感じるように。
植物たちと同調して、日光を
身体で受け入れるように。
――と、トウが不意に
繋いだ手の指を絡めてきた。
指と指の合間に慣れない温かな感触が
しっかりと差し込まれ
くすぐったさと気恥ずかしさに
身体がポカポカした。
少し驚いてトウを見ると
彼は前を向いたままやや赤面していた。
自然と笑みがこぼれてしまった。
このドキドキ感は
心を圧迫しなくて好きだった。
「あっ!」
インカムの指示通りに、小さな花畑を見つけて
声を上げた。
指をさし、嬉々としてトウに話しかける。
「去年より少し広がってるね!
去年はもう一回り小さかったのに」
「去年は見かけなかった花もあるな」
二人は丈の短い花が群生する場所へ来ると
少女の方が先にぺたんと真ん中に座り
花を摘み始めた。
合わせるようにトウも傍に座る。
疲れてるならちょっとした散歩でもいいから」
「うん。いいよ」
立ち上がりながら、「はい」と言って
手を差し出してくる。
そのナチュラルさに、思わず赤面する。
「なぁに赤くなってんの。今更でしょ」
「う、うん。何か嬉しくて…」
少女はトウの手を取って立ち上がった。
そのまま二人で手を繋ぎ、カメラから
外れない程度にその辺を歩く。
風を感じるように。
森の息吹を感じるように。
植物たちと同調して、日光を
身体で受け入れるように。
――と、トウが不意に
繋いだ手の指を絡めてきた。
指と指の合間に慣れない温かな感触が
しっかりと差し込まれ
くすぐったさと気恥ずかしさに
身体がポカポカした。
少し驚いてトウを見ると
彼は前を向いたままやや赤面していた。
自然と笑みがこぼれてしまった。
このドキドキ感は
心を圧迫しなくて好きだった。
「あっ!」
インカムの指示通りに、小さな花畑を見つけて
声を上げた。
指をさし、嬉々としてトウに話しかける。
「去年より少し広がってるね!
去年はもう一回り小さかったのに」
「去年は見かけなかった花もあるな」
二人は丈の短い花が群生する場所へ来ると
少女の方が先にぺたんと真ん中に座り
花を摘み始めた。
合わせるようにトウも傍に座る。