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優しいヒトに虐められてます。
第10章 森で暮らす女の子のちょっとえっちな日常
「フンっ、フンっ、フフンっ」
少女は鼻歌を歌いながら
自然と花輪を作り始めていた。
トウが微笑ましげにそれを眺める。

「できたーっ!」
茎が短くて大変だったが、何とか
花輪を作ることができた。
かなり花を摘ませてもらったが
全然数が減った気配がない。

色とりどりの花が、依然咲き乱れている。

「はいっ」
完成した花輪を、トウの頭にポン、と載せる。

「フフ、ありがと。でも、こういうのは
女の子が頭に載せるもんじゃないか?」
「いいの! だって私が作ったのに
自分の頭に載せるなんて変じゃん」

トウはもう一度笑うと
「じゃあお礼に……」

彼はスッと手を少女の頭にかざした。
目の傍へ来たので反射で瞼が閉じた。

「はい」
トウの声に目を開け、頭を触ると
柔らかい花の感触が。

バッグから手鏡を取り出して顔を確認する。
「わぁぁ…」
感嘆の声を上げたつもりが
感動でほとんど息だけになってしまった。

一輪の名も知らぬ白い花が
こめかみのあたりの髪に挿してあった。

「似合ってるよ」
「っ……! あ、ありがと……」
嬉しすぎて、本当に顔がトマトになってしまう。
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