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優しいヒトに虐められてます。
第10章 森で暮らす女の子のちょっとえっちな日常
二人は言葉を発さず、ただ妙な空気が
二人を取り巻いた。
決して嫌な空気ではないが
ムズムズするというか、何というか……
ひとりでにドキドキしてしまい
興奮が伝わって心臓の鼓動が速くなる。
インカムからの指示も途絶えてしまったので
割と本気で何をすればいいかわからず
ドキドキしてくる。
(ど、どうして指示くれないの!?
ッ!!
まさか――。
そうだ、逆なんだ。
指示がないのは
何をしてもいいってことだ、きっと。
私がどういう行動を取ろうと、おそらく
トウくんの行動は決まってる。
だから監督は指示を出さない。
でもだとしたら、余計にどうしたらいいのか
わからない~!!)
妙なムードにドキドキして視線を
ウロウロ彷徨わせていると――
「ハル」
不意にトウが口を開いた。
トウの方を見ようとした途端――
視界にトウの黒く陰った顔が迫っていた。
目をきつくつむる。
ツプっ、と唇に柔らかい感触が当たった。
温かくて、気持ちがよくて、そして仄かに
いい香りがした。
(あ、これそういう――)
二人を取り巻いた。
決して嫌な空気ではないが
ムズムズするというか、何というか……
ひとりでにドキドキしてしまい
興奮が伝わって心臓の鼓動が速くなる。
インカムからの指示も途絶えてしまったので
割と本気で何をすればいいかわからず
ドキドキしてくる。
(ど、どうして指示くれないの!?
ッ!!
まさか――。
そうだ、逆なんだ。
指示がないのは
何をしてもいいってことだ、きっと。
私がどういう行動を取ろうと、おそらく
トウくんの行動は決まってる。
だから監督は指示を出さない。
でもだとしたら、余計にどうしたらいいのか
わからない~!!)
妙なムードにドキドキして視線を
ウロウロ彷徨わせていると――
「ハル」
不意にトウが口を開いた。
トウの方を見ようとした途端――
視界にトウの黒く陰った顔が迫っていた。
目をきつくつむる。
ツプっ、と唇に柔らかい感触が当たった。
温かくて、気持ちがよくて、そして仄かに
いい香りがした。
(あ、これそういう――)