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優しいヒトに虐められてます。
第10章 森で暮らす女の子のちょっとえっちな日常
トウが優しくさすっていた少女の肩から
手を下へ下げてきた。
「いい?」

鎖骨の下の肌を、セーター越しに
彼の指が触れている。
毛の感触が微妙に痛痒くて
でもキスだけで身体はとっくに敏感になっていて
やはり気持ちがよかった。

「うん…」
断れるはずもなく、頷く。

トウの手が胸へと下り、そっと包むように触った。
「んっ……」
自然と漏れた甘い吐息。

「おい! ハル!」
突然の怒声に身体をビクリと震わせる。

ナツが痺れを切らしたように
物陰から肩を怒らせて歩いてきた。
スクリーンには、物陰に残る心配そうなアキ。

トウがどいたので、少女も身体を起こす。

ナツがトウを指さして叫ぶように言った。
「そいつは弟のナツだ!」
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