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優しいヒトに虐められてます。
第10章 森で暮らす女の子のちょっとえっちな日常
「あ、あれ、アキ?」
ナツが呼びかけるが、応答がない。

さすがのトウもそちらに顔を向けた。
「ナツ! 呼吸を確かめろ!」

ナツがアキの胸に耳を当てる。
「心臓も呼吸も大丈夫!」
「じゃあ失神しただけだ!
家まで送ってやれ!」

「あいよー!!」
ナツはアキに上着だけ着せ、自分も
服をまとうと、彼女を抱えて立ち上がった。

二人が去ると、急に静まり返った気がした。
「ア、アキちゃん、大丈夫なの?」
「ああ。快感が強すぎて失神したみたいだな」

ちょっと心配だが、気持ちよかったらしいので
どういう顔をすればいいのかわからない。

「ハルも失神したい?」
「えッ!?」
冗談だとはわかっているが、本気で
首を振った。

「フフっ。まあこっちはこっちで
いつも通りにやるか」
コクリと頷く。

「ん……? ハルのバッグ、妙にパンパンだな。
何が入ってるんだ?」
「あっ!」
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