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優しいヒトに虐められてます。
第11章 笑い過ぎに注意
〈それは別にハルの自由だけど、二人きりで行くの?〉

〈あ、ごめんなさい。やっぱり女友達も
誘っておくべきだったかな……〉

〈いや、向こうが最初からその気なら
ハルが数を増やしても、向こうも同じ数だけ
増やしてくるだろうから。
まあ一応、用心だけは欠かさないように〉

〈うん。わかってる。ありがとー
課題の邪魔しちゃってごめんね。
時間空いたらいつでも呼んでー〉

こんなやりとりをこの一週間、ちょくちょくしていた。
ハルの中では何だかもう
中距離恋愛中の恋人同士な感覚になっていた。

近すぎず、離れ過ぎず。
連絡も気軽にちょくちょく取れる、緩めだけど
緩すぎない関係。

べたべたにくっつく恋を今まで想像していたが
こういう形もいいかもしれない。

ちなみに、彼がSNSをやっていない理由も
この一週間のうちに聞いてみた。
すると、答えは
〈特に親しい友人がいないから〉
という一匹オオカミ臭の漂うものだった。

彼らしいといえば彼らしいが
そういうことを言われると、こちらまで寂しくなるので
いつか彼が友人を作るのを手伝ってあげよう。

もし今度一緒に美術館に行く古田くんが
良い人だったら、トウキくんに紹介しようか……

そんなことを考えながら
〈行けるよー〉
と返信を打った。

いつからだろう。
彼の元へエッチなことをされに行くのが
楽しみになったのは。
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