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優しいヒトに虐められてます。
第11章 笑い過ぎに注意
大津川が奥の部屋から出てきた時
彼は多数の玩具を両手に抱えていた。
くすぐり羽根をもってくる、と言っていたのに
これでは話が違う。
くすぐり羽根だけでも数種類ある上に
ローションらしきもの、ブラシ
そして棒状のものは特に多い。
大概先端に毛系のものがついている。
物量に圧され、もう降参したくなるほどだった。
「くすぐり羽根をもってくるんじゃなかったの?」
「いやぁ、そう思ったんだけど、この企画の紙を
用意した時に色々準備してたみたいで。
結構前だったからすっかり忘れてたよ」
寝台脇の机に凶器とも思える道具を置き
彼はハルに向き直った。
「じゃあ、詳しいルールを決めておこうか」
まるで何事もなかったかのように話を進める。
「まず、制限時間は3分でいいよね?」
「3分……」
3分という字面は短そうに思えるが
秒に直せば180秒。
つまり180秒間、くすぐられ続けるということ。
「ちょっと長くない?
2分くらいがいい」
「2分かぁ……うーん……まあ、いいか。
じゃあ2分で」
「うん」
「じゃあ次に降参する時の言葉を決めておこう」
彼は多数の玩具を両手に抱えていた。
くすぐり羽根をもってくる、と言っていたのに
これでは話が違う。
くすぐり羽根だけでも数種類ある上に
ローションらしきもの、ブラシ
そして棒状のものは特に多い。
大概先端に毛系のものがついている。
物量に圧され、もう降参したくなるほどだった。
「くすぐり羽根をもってくるんじゃなかったの?」
「いやぁ、そう思ったんだけど、この企画の紙を
用意した時に色々準備してたみたいで。
結構前だったからすっかり忘れてたよ」
寝台脇の机に凶器とも思える道具を置き
彼はハルに向き直った。
「じゃあ、詳しいルールを決めておこうか」
まるで何事もなかったかのように話を進める。
「まず、制限時間は3分でいいよね?」
「3分……」
3分という字面は短そうに思えるが
秒に直せば180秒。
つまり180秒間、くすぐられ続けるということ。
「ちょっと長くない?
2分くらいがいい」
「2分かぁ……うーん……まあ、いいか。
じゃあ2分で」
「うん」
「じゃあ次に降参する時の言葉を決めておこう」