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優しいヒトに虐められてます。
第11章 笑い過ぎに注意
「ふぅ……」
大津川はタイマーが作動したにもかかわらず
吐息などつきながら、緩やかな動きで
寝台に腰かけた。

あれ、くすぐってこなくていいのかな……

ハルが怪訝に思っていると、不意に彼は
ぐいっ、と首をもってきて言った。
「……降参して?」
「……え?」

大津川の指がキャミソールの上に載った。
すぅーっと下へ滑らせていく。
「あはぁんっ!」
変な声が出て腰がくねる。

「……ねえ、ハル。お願いだから、降参して」
「な、何で……? そんなのしないよ」
彼の手が下腹部へ到達する。

また膀胱責め!?

と思いきや、下腹部はスルーしてそのまま南下する。

ってそのまま南下!?
えっ、ちょっとそこッ……あぁっ……

「んぅっ!」
大津川の指はついにハルの股間へ乗り上げ
下着の上からクリトリスの周りをクルクルした。

「ちょっ、ちょっとトウキくん!!
今はくすぐりでしょ!?
今そんなとこっ……触らっ……ないでっ……
あぁぁ~もう~っ」
股間がヒクヒクしてくる。
この焦らされる感覚……

じわっ、じわっ……

やだっ濡れてきちゃった……

「ねえハル。ハルはまだもう一回負けられるでしょ?
僕はもう負けたら終わりなんだよ。
ほら、もう後20秒しかない」
見れば、本当にもう20秒を切っていた。

「トウキくん負けちゃうよ!?」
「頼むよ、ハル。降参して」

ええー。
もうトウキくんゲーム放棄しちゃってるじゃん。
これでほんとに勝っちゃっても
なんか寝覚めが悪いというか……
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