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優しいヒトに虐められてます。
第11章 笑い過ぎに注意
彼は全身を触るか触らないかくらいのソフトタッチで
撫でまわしてきた。
今までで一番呼吸を奪われるくすぐりだった。
心臓が何度も飛び跳ね、ハルの全身が勝手に暴れた。
表情筋が壊れたように笑いが止まらない。
すぐに腹筋も崩壊した。
膀胱も決壊して尿の柱が上る。
頭の中はとにかく息をすることでいっぱいになった。
勝てば彼とセックスできることも
大失禁して尿を彼に噴射したり辺りにまき散らす
恥ずかしさも、意識に上らなかった。
笑い狂うハルの中に唯一張り付いて残った意志は
『降参しない』ということだけ。
笑い過ぎて頭が回らず、もう理由もわからない。
意味があるかもわからない。
だから、一度立てた誓いを我武者羅に守り抜くだけ。
笑い過ぎて死ぬかもしれない。
最後まで耐えてしまったら
腹筋が8つに割れているかもしれない。
降参すれば、ただちにこの地獄が
楽園に変わることもわかっている。
それでもなお意志を貫き通す。
少し前のハルではとっくに降参していたかもしれない。
一度立てた誓いは決して破らないこの男に
出会っていなければ、好きになっていなければ
こんな意味もない誓いなど、とっくに捨てていただろう。
ハルからすれば、ただちょっと、意地になって
彼の真似をしてみているだけに過ぎない。
ピピピピピ、ピピピピピ、ピピピピピ!
彼が手を止めた後、ようやくそのカチドキが聞こえた。
撫でまわしてきた。
今までで一番呼吸を奪われるくすぐりだった。
心臓が何度も飛び跳ね、ハルの全身が勝手に暴れた。
表情筋が壊れたように笑いが止まらない。
すぐに腹筋も崩壊した。
膀胱も決壊して尿の柱が上る。
頭の中はとにかく息をすることでいっぱいになった。
勝てば彼とセックスできることも
大失禁して尿を彼に噴射したり辺りにまき散らす
恥ずかしさも、意識に上らなかった。
笑い狂うハルの中に唯一張り付いて残った意志は
『降参しない』ということだけ。
笑い過ぎて頭が回らず、もう理由もわからない。
意味があるかもわからない。
だから、一度立てた誓いを我武者羅に守り抜くだけ。
笑い過ぎて死ぬかもしれない。
最後まで耐えてしまったら
腹筋が8つに割れているかもしれない。
降参すれば、ただちにこの地獄が
楽園に変わることもわかっている。
それでもなお意志を貫き通す。
少し前のハルではとっくに降参していたかもしれない。
一度立てた誓いは決して破らないこの男に
出会っていなければ、好きになっていなければ
こんな意味もない誓いなど、とっくに捨てていただろう。
ハルからすれば、ただちょっと、意地になって
彼の真似をしてみているだけに過ぎない。
ピピピピピ、ピピピピピ、ピピピピピ!
彼が手を止めた後、ようやくそのカチドキが聞こえた。