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優しいヒトに虐められてます。
第13章 雨と美術館
「何をもらっても脱ぐのはイヤです……」
自然と言葉が敬語になった。
古田にはため口で話していたはずなので
ハルにとって目の前の男は古田ではないのかもしれない。
「それに、さっき私が来なくても別にいいって……」

「来なくてもいいなんて言ってない。
あの時は記憶の中の君でも妥協できると言っただけだ。
でも今は描くものが変わった。
俺はインスピレーションを絵にするために
先に官能的な技法を学ばないといけない。
でもインスピレーションは君そのものだから
他の女じゃダメなんだ。
君じゃないとダメなんだ」

漫画やドラマで同じようなセリフをよく聞いたが
ここまで心に来ないシチュエーションもあるとは。

「で、早く脱いでくれる条件を言ってくれないか。
一応さっきのインスピレーションは絵にして残したけど
なるべく早く描きたいんだよ」
だんだん彼の声に棘が含まれてくる。

ハルは逃げ腰になって答えた。
泣いていないのが不思議なくらい身体が泣いていた。
「その……脱ぐ条件とか、ないです……
何されても……イヤです……」
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