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優しいヒトに虐められてます。
第14章 初めての看病
まあ、夢じゃないわけがない。
だって現実だったら……これが本当に現実だったら……

先ほどから女の子がちらちらと恥ずかしそうに
しかし気になって仕方ないというように
自分の足に当たるトウキのソレに視線を向けている。

トウキはチラリと自分の下腹部を見た。

これ、今見られてるんでしょ……?
ははっ、夢に決まってる。

トウキは夢であることを証明するため
自分のイチモツの先端で相手の陰部をこすった。
こんな行為で証明できる根拠はなかったが
非現実的な行動を取ることで証明したことにしたかった。

「ト、トウキくん……!
い、いい加減目を覚まして!!」
トウキは両頬を思い切り外側へ引っ張られた。
「いたいいたいいたいいたい」

え……マジ?

女の子が手を離す。
「はい、証明。
い、今のは見なかったことにしてあげるから……
ちゃんと休んで。
こっちも変な格好してごめんね……」

今までも身体は熱ぼったかった気がするが
室温でも上がったのか、今、それ以上に顔が熱かった。
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