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優しいヒトに虐められてます。
第14章 初めての看病
ハルは手を離した。
「はい、証明。
い、今のは見なかったことにしてあげるから……
ちゃんと休んで。
こっちも変な格好してごめんね……」
とは言いつつも、それは彼のプライドを
守ってあげるための建前で
「めっちゃかわいい服」とのことなので
この服のままで看病してあげることに決めた。
彼の顔が心なしか――どころではなく
はっきり真っ赤になっていた。
タイミング的に少し心配だが、おそらく
恥ずかしさからくるものなので大丈夫だろう。
この頃には、もうハルは大津川の高熱に対する
冷静さを取り戻していた。
それにしても、風邪引いてる時のトウキくん
テンションいつもと違いすぎなんですけど……
……トウキくんも
おかしくなることってあるんだね。
また彼の新たな一面を知れて、少しだけ嬉しかった。
彼は病人とは思えない素早さで
布団の中に身を隠した。
「はい、証明。
い、今のは見なかったことにしてあげるから……
ちゃんと休んで。
こっちも変な格好してごめんね……」
とは言いつつも、それは彼のプライドを
守ってあげるための建前で
「めっちゃかわいい服」とのことなので
この服のままで看病してあげることに決めた。
彼の顔が心なしか――どころではなく
はっきり真っ赤になっていた。
タイミング的に少し心配だが、おそらく
恥ずかしさからくるものなので大丈夫だろう。
この頃には、もうハルは大津川の高熱に対する
冷静さを取り戻していた。
それにしても、風邪引いてる時のトウキくん
テンションいつもと違いすぎなんですけど……
……トウキくんも
おかしくなることってあるんだね。
また彼の新たな一面を知れて、少しだけ嬉しかった。
彼は病人とは思えない素早さで
布団の中に身を隠した。