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優しいヒトに虐められてます。
第15章 彼のとっておき、そして・・・
――一週間前。
午後9時。
芹沢は通っている美容院で働く女の子と
ラブホのとある一室にいた。
ピンクと黄色の照明が淫靡で甘ったるい雰囲気を醸す。

相手によってこういう露骨な雰囲気のホテルと
もう少しお堅い清潔感のあるホテルとを
芹沢は使い分けている。

その日相手にしていた、互いをセフレとして認識している
性に貪欲な遊び盛りの女の子なら
こういうホテルでこってり楽しむのが互いに合っている。

ヌチュ、ズチュ、グチュ、クチュ。
ピンク色に染まる部屋に
ゆったりとした水っぽい音が響いていた。

「で、ミカちゃんの知り合いに
貞操観念のあるイケメンの知り合いはいない?」
「それ、今ミカとセックスしてるセリくんが言うセリフ?」
「俺は客にはまだ手出ししてないから」
「まだ、って」

芹沢は正常位でピストンしながら
ミカの乳首にキスをする。
ミカが湿った声を出しながら芹沢の頭に両手を回した。
まるで独占でもするように抱え込んで
自分の胸に押し付けながら愛でるようになでる。

「かわいい子が来たら適当に連絡先聞かせて
そのままセフレにしちゃうかも」
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