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優しいヒトに虐められてます。
第15章 彼のとっておき、そして・・・
「今日もお堅いっすねー、赤石さん」
年下のスタッフが芹沢に声をかけてきた。

「あいつの頑張れるだけ頑張ろう精神には
ほんと参る。
知ってっか? あいつ、一人当たり一日五件まで
予約オッケーにしてんだぜ?」
「うわー、人気ある芹沢さんはきつそうっすね」
「皮肉か?」
年下のスタッフは笑いながら、逃げるように
準備を手伝いに事務室を出ていった。

芹沢が一人残される形となった。
ちらっと黒ラベルのボトルを見る。
「……今から来るのは青山さんと向井さんか。
向井さんはあれどう考えても俺に気があるし
絶対俺を指名してくるよなー」

もう一度黒ラベルのボトルに目が舞い戻った。
日頃の仕事への――赤石への鬱憤が
芹沢に危うい思考をもたらす。
芹沢はドアの方を確認してから、ボトルを握って
倉庫へ入った。

「……このラベルじゃ怪しまれるからな」
倉庫のドアを閉め、店で使っているローションの
空いた容器に、ボトルの中身を移し替えた。
「要は相手から要求させればいいんだろ。
『お客様第一』だもんな」
芹沢は薄く笑みを浮かべた。
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