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優しいヒトに虐められてます。
第15章 彼のとっておき、そして・・・
赤石が胸に手を当て、自己紹介した。
「当店、店長を務めさせてもらっております。
赤石です。お客様のご要望通りのマッサージをお届け致します」
次いで芹沢。
「当店、副店長を務めさせてもらっております。
芹沢です。お客様に楽しく、気持ちよくなってもらうことを
目指してマッサージさせていただきます」
その後数人のスタッフも決まり文句のように
各々の自己紹介を述べた。
「どうぞ気兼ねなく、ご希望のスタッフの名をお呼びください」
赤石が言った。
「もしお困りでしたら、一番人気の芹沢と
不肖ながら二番人気、わたくし赤石をお勧めいたします」
「チーちゃん、私、芹沢くんいい?」
「え、あ、うん」
緊張していた私はナホの声に少し驚いてしまった。
「じゃあ、私は芹沢さんでお願いします」
芹沢が恭しく手を胸に当てて頭を下げた。
「ご指名ありがとうございます。
精一杯努めさせていただきます」
では、お先にどうぞこちらへ、と芹沢は
ナホを奥へ案内していってしまった。
残った私は、正直誰を指名していいかわからなかった。
誰を指名しても、指名しなかった人に申し訳なく感じる。
それを見越したのか、赤石が物腰柔らかに言った。
「本当に遠慮なく、お好きなようにお選びください」
「じゃあ、知り合いのよしみで、赤石くん……」
赤石は芹沢よりも深いお辞儀をした。
「ご指名ありがとうございます。
では、こちらへどうぞ」
「当店、店長を務めさせてもらっております。
赤石です。お客様のご要望通りのマッサージをお届け致します」
次いで芹沢。
「当店、副店長を務めさせてもらっております。
芹沢です。お客様に楽しく、気持ちよくなってもらうことを
目指してマッサージさせていただきます」
その後数人のスタッフも決まり文句のように
各々の自己紹介を述べた。
「どうぞ気兼ねなく、ご希望のスタッフの名をお呼びください」
赤石が言った。
「もしお困りでしたら、一番人気の芹沢と
不肖ながら二番人気、わたくし赤石をお勧めいたします」
「チーちゃん、私、芹沢くんいい?」
「え、あ、うん」
緊張していた私はナホの声に少し驚いてしまった。
「じゃあ、私は芹沢さんでお願いします」
芹沢が恭しく手を胸に当てて頭を下げた。
「ご指名ありがとうございます。
精一杯努めさせていただきます」
では、お先にどうぞこちらへ、と芹沢は
ナホを奥へ案内していってしまった。
残った私は、正直誰を指名していいかわからなかった。
誰を指名しても、指名しなかった人に申し訳なく感じる。
それを見越したのか、赤石が物腰柔らかに言った。
「本当に遠慮なく、お好きなようにお選びください」
「じゃあ、知り合いのよしみで、赤石くん……」
赤石は芹沢よりも深いお辞儀をした。
「ご指名ありがとうございます。
では、こちらへどうぞ」