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優しいヒトに虐められてます。
第15章 彼のとっておき、そして・・・
私とナホは背中のマッサージを受けながら
間仕切りの端からお互い顔だけ覗かせていた。
「チーちゃーん、もうあんな子とは別れた方がいいよー」
心から同情するようにナホが言う。
「うーん、でも、私がいないとあの人……」
「チーちゃんのそれは優しさじゃないと思うよ?
あの子のためにもチーちゃんから離れてあげないと。
それにチーちゃん、最初からあの子のこと
あんまり好きじゃなかったんでしょ?」
「そんなことは……」
「でも初めての時にあんまり濡れなかったって」
「ちょっ、ナホ! こんなところでやめてよ……」
「ナニナニ、初エッチの話?」
「芹沢…」
チャラ男全開の芹沢を赤石がたしなめる。
「えー、いいじゃん、せっかく話題に上ったんだし。
ねえ、向井さんは初体験いつなの?
ちなみに俺は16だよ」
「せり――」
「赤石くん」
私はもう一度注意しようとした彼を止めた。
「いいよ。ナホはたぶんそういう話大丈夫だから。
芹沢くんもそれがわかって言ってるんじゃないかな」
赤石は溜息をついた。
「ええー、そういうのセクハラだよ~」
「いいじゃん、俺だって教えたんだしさ~」
「ね、イイ感じでしょ?」
私が微笑むと、赤石も苦笑した。
間仕切りの端からお互い顔だけ覗かせていた。
「チーちゃーん、もうあんな子とは別れた方がいいよー」
心から同情するようにナホが言う。
「うーん、でも、私がいないとあの人……」
「チーちゃんのそれは優しさじゃないと思うよ?
あの子のためにもチーちゃんから離れてあげないと。
それにチーちゃん、最初からあの子のこと
あんまり好きじゃなかったんでしょ?」
「そんなことは……」
「でも初めての時にあんまり濡れなかったって」
「ちょっ、ナホ! こんなところでやめてよ……」
「ナニナニ、初エッチの話?」
「芹沢…」
チャラ男全開の芹沢を赤石がたしなめる。
「えー、いいじゃん、せっかく話題に上ったんだし。
ねえ、向井さんは初体験いつなの?
ちなみに俺は16だよ」
「せり――」
「赤石くん」
私はもう一度注意しようとした彼を止めた。
「いいよ。ナホはたぶんそういう話大丈夫だから。
芹沢くんもそれがわかって言ってるんじゃないかな」
赤石は溜息をついた。
「ええー、そういうのセクハラだよ~」
「いいじゃん、俺だって教えたんだしさ~」
「ね、イイ感じでしょ?」
私が微笑むと、赤石も苦笑した。