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優しいヒトに虐められてます。
第15章 彼のとっておき、そして・・・
芹沢がペラペラと呟くように口に出してしまうので
私たちはナホが現在何をされているのか
イッたタイミングまで、かなり把握できてしまう。

2、3回弄ばれるようにイッたところで
芹沢たちは声を押さえながら背後でごそごそしていた。

ナホの声の向きが変わった。
「待って、芹沢くん。
これダメだよ……あぁんッ!!」
「ほら、身体の老廃物を出そう」
「ダメッ、ダメぇッ!! あぁぁぁッ!!!」

ビチャ、ビチャ、ビチャビチャッ!!

私たちとナホたちを挟む間仕切りに
向こうから何かが衝突する音。
連続的に、ナホの喘ぎを伴ってぶつかるそれは
液体のようだった。

「ああぁぁぁぁっ!!」
ナホの声が私たちの方を向いている。
向こうでベッドが何度も軋む。

「あぁ……はぁ…はぁ…」
「噴きやすい子とそうじゃない子がいるけど
やっぱり向井さんは噴きやすいタイプだったね」

「芹沢のやつ……」
赤石が呟いた。
彼は自分への嫌がらせと受け取ったらしい。
私はナホを辱めるためかと思っていた。

どちらにせよ、今ので私もついに濡れてしまった。
さすがに我慢できなかった。
下着にシミができた感触がある。
赤石には絶対に見られないようにしないといけない。
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