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優しいヒトに虐められてます。
第15章 彼のとっておき、そして・・・
赤石はいったん事務室へ戻り、スタッフ一同に
奥の部屋を利用すること、各部屋には決して立ち入らないことを
念押ししてから、また戻ってきた。

それからチサトの待つ奥の部屋へ向かおうと
使っていたボトルを手に取ったが、中身はほぼ空だった。
「……はぁ」

本来なら、客ごとに新品を使うよう決めてあるのだが
使いかけを持ってきてしまっていたようだった。

青山さんに選ばれたからって、舞い上がりすぎだっつーの。
しかも、俺を選んだのは知り合いのよしみとして。

赤石は自分の不甲斐なさにもう一度溜息をついた。
再び事務所の奥の倉庫に戻るとなると
さすがにチサトを待たせすぎることになるので
仕方なく芹沢が置いていったボトルの中身を
半分移させてもらった。

そして芹沢たちのためにメモ書きを残してから
奥の部屋へ向かった。

奥の部屋も二人組用の大部屋なので
チサトには少し閑散とした雰囲気の中で
マッサージの続きを受けてもらうことになった。

再び仰向けになってもらい、今度はバスローブの裾を
少しまくって足にオイルを塗った。
「なんか、香りだいぶ薄くなった?」
チサトが不意に言う。
「ごめん、オイルの文句言いたいとかじゃないんだけど」

「いや、俺も思ったよ。でもまあ、たぶん鼻が
香りに慣れちゃったんだろう。俺なんか
毎日嗅いでるからね」
「うん、そうかもしれないね」

この時はまだ、オイルに疑心を抱いてはいなかった。
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