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優しいヒトに虐められてます。
第17章 恋人
「プレゼントなんていらないよ~」
帰路の途中、車の中で彼に心中を吐露され
ハルはそう答えた。
「あんな豪華なディナーをおごってもらったら
さすがに満足だよ。
ありがとね、すっごい楽しかったよ」
「ふーん。男としては、もっと
甘えてもらいたいところなんだけど。
ハルはもっと甘え上手になってもいいと思うよ。
デートの時、なんとなくまだ遠慮が垣間見えるからさ」
「え、そっ、そうかな……ごめんね。
甘えかぁ……まだ甘え慣れてないのかも」
「フッ。勘違いしないでよ。僕意外の人間にまで
甘えなくていいんだからね?」
「フフ。わかった」
気付けば、もうハルのマンションだった。
一緒に部屋に上がり、電気をつける。
まだ夜の10時。
0時になるまで、あと2時間ある。
「トウキくん、もうお風呂入る?
私お湯張ろうかなーって思ってるんだけど」
「え!? まだまだ暑くない??」
そこまで驚かなくても、と思う。
確かにまだ8月の終わりで、暑さの退かない日が続いているが
夏でも毎日お湯に浸かる人はいる。
「じゃあトウキくんから先に入って」
「うん。のぼせないようにね」
彼が浴室に消えてから、ハルはリビングのテレビをつけ
ソファに座った。
テレビを見つめるが、バラエティ番組の内容は頭に入らない。
先約があるのだ。
帰路の途中、車の中で彼に心中を吐露され
ハルはそう答えた。
「あんな豪華なディナーをおごってもらったら
さすがに満足だよ。
ありがとね、すっごい楽しかったよ」
「ふーん。男としては、もっと
甘えてもらいたいところなんだけど。
ハルはもっと甘え上手になってもいいと思うよ。
デートの時、なんとなくまだ遠慮が垣間見えるからさ」
「え、そっ、そうかな……ごめんね。
甘えかぁ……まだ甘え慣れてないのかも」
「フッ。勘違いしないでよ。僕意外の人間にまで
甘えなくていいんだからね?」
「フフ。わかった」
気付けば、もうハルのマンションだった。
一緒に部屋に上がり、電気をつける。
まだ夜の10時。
0時になるまで、あと2時間ある。
「トウキくん、もうお風呂入る?
私お湯張ろうかなーって思ってるんだけど」
「え!? まだまだ暑くない??」
そこまで驚かなくても、と思う。
確かにまだ8月の終わりで、暑さの退かない日が続いているが
夏でも毎日お湯に浸かる人はいる。
「じゃあトウキくんから先に入って」
「うん。のぼせないようにね」
彼が浴室に消えてから、ハルはリビングのテレビをつけ
ソファに座った。
テレビを見つめるが、バラエティ番組の内容は頭に入らない。
先約があるのだ。