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堕とされる
第2章 屈服
息を止めているのも限界になると、鼻で思いきり酸素を取り込むしかなかった。
プーンと香る独特の匂い。
不快な匂いに顔をしかめた。


「どうだ?いい匂いだろ?」

いい匂いなわけがない。
ギロリと睨みつければ、喉を鳴らして笑っている。


「今は不快に思っていても、いずれその匂いが好きになるぞ。むしろ興奮を高めるフェロモンのように思えてくるさ」

ありえないと思った。
どう考えてもこんな不快な匂いで萎える事はあっても、興奮するわけがない。

「さてそろそろ本格的にチンポを可愛がってやるか」

体勢を整えると、ゆっくりと俺のチンポを扱き始めた。
ユルユルともどかしい刺激。
タマを握られて気分が削がれたというのに、1週間の禁欲のせいかすぐに俺のチンポは再び血液が集まってくる。


「おっ、すぐにおっ勃ってきたぞ。そんなに触って欲しかったのか」

片方の手でチンポを扱き、片方の手は太ももの内側、足の付け根、下腹部をまるで擽ぐるように触れてくる。
気持ち良さと擽ったさが相まって、再び俺の興奮を呼び覚ます。


「本当に汁気の多い奴だな。もう鈴口の先からいやらしい汁が出てきたぞ」

溢れ出た我慢汁を剥いた亀頭全体にまぶされる。
滑りが良くなった亀頭を、親指でクリクリと絶妙な力加減で撫でられると、俺の腰は勢いよく跳ねる。

「っうっ…くっ…うぅ…」

「普段皮オナばっかりしてるから、すげー亀頭が敏感だろ?」

俺の反応を楽しむように、亀頭を中心に責められる。
しかしもう片方の手も俺の身体を弄る事は忘れない。
強烈な感覚に、俺のチンポは硬さを取り戻し、次から次へと汁を噴き出していった。
滑りが良くなれば良くなる程、クリクリと弄る親指の動きを助けてしまう。
そうなると再びチンポの先から我慢汁が噴き出すという悪循環に陥る。


「やめ…くっ…やめてくださいっ…くぅ…っ」

拘束されて手も足も出ない。
この強すぎる刺激から逃れたくても、逃れる術を奪われてはどうしようもない。
ただ与えられる刺激を感受するしかないのだ。


「どうした?腰が動いているぞ」

「あっ…く…ぅ…っ」

強すぎる刺激のせいでイキたくてもイケない。
亀頭だけの刺激ではなく、チンポ全体を包んで扱いてくれたら、すぐにでもイケるのに…。
俺がどういう状態か分かっているからこそ、亀頭しか責めてこないのだ。


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