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堕とされる
第4章 快楽地獄
それでもなんとか日替わり定食を胃の中に収めると、憂鬱な気分で3階のトイレに向かった。


自社ビルの1階〜3階までを他社に貸している。
1階には不動産屋がワンフロアを借りており、2階には会計事務所が借りていた。
3階のフロアは半年以上前から空きになったままである。
誰も使わないこのフロアは普段電気が点灯していないので、他のフロアより昼間は若干薄暗い。
階段を1段1段降りる毎に、革靴の底からコツコツと足音が響く程に、そのフロアは静寂に包まれていた。
空きテナントの為普段その出入り口のドアは施錠されているのだが、引き戸が数センチ開いているのに気付く。
既に横山さんがトイレに待機しているのだろう。
おそらく社長からこのフロアの鍵を拝借したに違いない。
俺は1度息を深く吐き出すと、意を決して引き戸を開いた。


トイレの場所はだいたいどのフロアも同じ。
1度も3階に来た事は無かったが、迷う事なくトイレの入口まで進む。
フロアの端と端で男女のトイレが分かれており、俺は男性用のトイレがあるドアを開けた。
ドアを開けると、左側に立ちション用の小便器が2つ、右側に洋式の便器が個室になって2つあった。
俺は奥の洋式の個室のドアをゆっくりと開いた。


「意外と早く来たな。待ち遠しかったみたいだな」

俺は一瞬ムッとするが、横山さんのからかいの言葉に反応する事なく、「用件は?」と問うた。


「ションベンしたいか?」

目の前でションベンをしろと言われると思った俺は、どう反応するのが適切か考えあぐねていた。
俺は性欲が強い事は認めるが、ションベンや糞をする所を見られて喜ぶような性癖は持ち合わせていない。
まぁアダルト動画で女性のしゃがんでションベンをするシーンは少し興奮を覚えたが。
余談はさて置き今ションベンを我慢しようと思えば我慢できなくもないが、そう時間を経たずして我慢できなくなるだろうと思うくらいには、尿意はある程度差し迫ってはいた。


「まぁお前がションベンしたいかしたくないかはこの際どうでもいい。とりあえずスラックスとパンツを膝まで下ろして、ケツをこっちに向けろ」

フロアは違うとは言え、すぐ上のフロアからは社内の人間がうじゃうじゃいる。
社内で性的な事をするのは、女性とならワクワクしただろうが、生憎相手は男だ。
素直に従うには難しかった。



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