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堕とされる
第4章 快楽地獄
ノンケが何なのかはよく分からない。
だけどまぁホモじゃない人間を指す言葉なんだろうと推測できる。
そんなノンケを否定されると、俺がまるでホモになったかの様に言われた気がして、俺は必死で否定した。
決して俺はホモ野郎なんかじゃない、と。


「スゲーヌルヌルしてんな。どんだけ出してんだよ。そんなにチンポしゃぶらされるのが好きなのか?」

「んなわけないじゃないっすか!」

「チンポしゃぶりながら我慢汁出してりゃ全く説得力無いけどな」

「〜〜〜〜っ!」

「それともケツマンコが気持ちよ過ぎたのか?どっちにしろ本当のノンケだったら、我慢汁なんか一滴も出ないけどな。まぁお前はゲイの素質があったんだろ」

「違います!俺はホモなんかじゃない!」

「どーだっていいよ。結論はお前のチンポが物語ってるからよ」

悔しい事にこれ以上言い返せなかった。
我慢汁が出てる以上、俺はこの状況で興奮した事に違いないからだ。


「さぁその汚れたパンツを脱いでケツを向けろ。栓を抜いてやるから、腹に力入れてローターを出すんだ」

また無茶な要求。
しかしこんな物を入れたままにはしておけない。
恥ずかしさを押し隠しながら、俺はケツを晒した。
横山さんが俺のケツから栓を抜くと、まるで糞を出したような感覚に陥る。


「気張って出せ」

手が自由だったなら、手で出す事もできたが、縛られてはそういう事も出来ず。
俺は仕方なく下腹部に力を入れた。
すんなりと出てきてはくれなかったが、然程時間もかからない内に、ローターがケツから抜け落ちた。


「さすがに汚れているな」

下を見ると先程ケツから放り出したローターが、トイレの床のタイルに転がっている。
目を凝らせば、ピンク色のローターに茶色い物が付着しているのが見えた。
そして個室に臭気が漂い始め、俺は居た堪れない気分になった。


「クセーし汚いな。自分で汚したんだから、自分で綺麗にしろ」

トイレの手洗い場を指差しながら命令されるが、そもそもこんな物を許可無く押し込んだのは横山さんだと言うのに…。
半年以上前から無人のこの階のトイレにトイレットペーパーなど無く、俺は自分の便で汚れたローターを素手で持ち上げるしかなかった。
指で摘みながら、なんとか手洗い場まで持って行くと、水を流して汚れを落とした。


「明日も昼飯食ったらここに来るんだ。いいな?」

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