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堕とされる
第4章 快楽地獄
どうせ密着するならOLさんの方が気分がいい。
しかし貞操具で射精をコントロールされている今の俺には、ただチンポを痛め付けるだけにしかならない。
むさ苦しい男と男の体とぶつかりながら、なんとか揺れるたびに足を踏ん張って耐えていた。


電車が動き始めてしばらくした頃、なんだか違和感を覚える。
妙な感覚がするのだ。
四方八方男に囲まれ、揺れるたびに押し合いへし合いするのは仕方がない事かもしれない。
しかし気になる。非常に気になる。
俺のケツを撫でるような感覚がするのだ。
揺れているから仕方がない事かもしれないが、でも触れ方が妙にわざとらしいような気がする。
今まで満員電車に乗っていたって、こんな風にケツを撫で回されるような感覚に陥った事はない。
もしや痴漢なのか?と思ったけど、見える限り女の姿は見えない。
気のせいかと思ってみるが、だんだんと手付きが大胆になって驚いた。
俺のケツの割れ目辺りを往復するなど不自然過ぎる。
またもやそっちの気のある野郎の標的にされたのかと思うと、不快極まりない。
やめろ!という意味を込めて体をなんとか横にずらしてみれば…
今度は俺の股間に手が伸びてきたのだった。


マズイ…これは非常にマズイ…。
今俺の股間には貞操具がハメられている。
スラックスの上からは、貞操具がハメられているなどとは分かりにくいようにはなっているが、直接触れられたら丸分かりになってしまう。
どこから手が伸びているのかわからず、俺は目だけで左右を確認し始めた。
どこを見渡してもただ疲れ切ったサラリーマンの姿しか無く、まさかこの中にホモ野郎がいるなどとは思えなかった。
しかしこうやって犯人探しをしている今も、その魔の手は俺の股間を触って楽しんでいるようだ。
信じられない事に器用にチャックを下ろし始めたから慌てふためく。
さすがに車内でこんな物出されたら困る。
なんとか挟まれていた手を引っ張り出し、股間を触る魔の手を払いのけると、下ろされたチャックを上げて元に戻した。
危なかった、まさか電車で男の俺が痴漢に遭うなんて…その驚愕な事実に、満員電車の恐ろしい闇を見た気がした。


最寄駅に到着すると、俺は急いで改札に逃げた。
どんな奴に触られたか知らないが逃げるが勝ちというもの。
足早に改札を抜け、小走りでアパートまで向かうと、ようやく俺はホッとする事が出来た。


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