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堕とされる
第4章 快楽地獄
どんどん車を走らせると、次第に人気がなくなり、辺りも緑に囲まれた土地に移り変わる。
1軒だけポツンと存在する蔵のような所が見え、ドキリと胸が跳ねる。
見覚えがある。
そう先週見たばかりの蔵だった。
蔵の前には車が4台程停められるスペースがあり、横山さんは1番奥の駐車スペースに車を停めた。


「さぁ降りるんだ」

言われて後部座席に置いたスラックスを手にしようとすれば、その腕を掴まれる。


「お前に服なんざ必要ない。これから日曜日の朝までお前が身につける事を許されるのは、その貞操具と…」

ダッシュボードから何かを取り出す。


「この首輪。それから調教中はニップルクリップや縄などの道具だけだ。今すぐそのシャツも脱いで靴下や靴もこの車の中に置いて行け」

見せられた首輪は赤い皮でできたベルトだった。
もうここまで来て抵抗するのも無駄だとも思え、その場で靴と靴下、それからシャツを脱ぎ後部座席に置いた。
シワになりそうだったが、今はそんな事考えている余裕はなかった。
人っ子一人いないとは言え、外で全裸になるなど初めての事だった。
そして何より恥ずかしいのは、チンポに嵌められた貞操具。
まだ貞操具も何もない全裸の方がマシにも思えた。
俺が全裸になると、早速手に持っている赤い皮の首輪を俺の首に巻き付ける。
結構窮屈なまでに締められて恐怖を感じた、と共に首元の違和感が凄かった。
そして首輪にリードを付けられると、まるで犬のような扱いだ。


「さぁ今からお前を快楽地獄に落としてやるよ。さぁ四つん這いになるんだ」

さすがにこの扱いには素直に従えそうに無い。
ギリッと歯を食い縛ると、横山さんの目がスッと細くなった。


「聞き分けのないバカ犬には躾が必要みたいだな?」

そう言うと再びダッシュボードから何かを取り出した。
鞭だった。
何重にも別れた黒いゴムのような鞭。
それを振りかぶると俺の裸になったケツに振り落とされたのだ。


「ギャァァァァァァ」

パシーンと音が響く前に、俺の脳に痛みが走った。
いや、痛みなんてものじゃない。
激痛と苦痛を足して2で掛けたような強烈な痛み。


「さっさと四つん這いにならないからだ。聞き分けのないバカ犬には鞭でしっかり覚えさせてやるのが1番早い」

そう言って再び鞭を振り落とされ、俺は喚きながら四つん這いになった。


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