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堕とされる
第1章 罠
何も言わない横山さんを見て、俺は『しめた!』と思った。
これで思い直してくれる、なんせ社内でも評判のいい横山さんが、レイプ事件を起こしたなんて知られたら、会社にはいられないだろうし、社会的にも抹殺されるわけだ。
そんな事で残りの人生を生き辛いものにするなんてバカのやる事だ、と俺は横山さんを諭した。


「じゃあ同意を得れれば問題ないわけだろ?」

そんな横山さんのセリフに、俺はポカンとした。
何を言っているんだ?と。
同意をしないという事は先に言ってある。
なのになぜ同意が得られるとでも思うのか、全くもって理解できなかった。

「あのですね、先程も言いましたが俺は全くそっちの気はないので、絶対に同意しませんって。だから早くこの拘束を解いて下さいよ」

あの横山さんがホモだと言う事に驚きはしたが、別段その事を社内の人間に告げ口するつもりはない。
ただ男同士のセックスが好きなのなら、同じ男同士が好きな者同士でヤれば良いだけの話だ。
別にその事に関しても、わざわざ告げ口するつもりはないし、同意があるなら俺の知らない場所で勝手にヤッてくれればいい。
そう伝えてみたものの、まるで話が通じない。


「お前のようなノンケを無理矢理こっちの世界に引きずり込むのが好きなんだ」

そう言って再び俺の乳首に触れてくる。
絶対に反応するもんかと、ギッと横山さんを睨みつけながら、意地でも俺は歯を食いしばって耐えた。


「いいね、その表情。絶対に反応なんてしてやらないって顔だ。その表情を思い切り崩してやりたくなる」

グニグニと強めに乳首を摘まれると、陥没していた乳首にが顔を出し始める。
ひょっこり現れた乳首を嬉しそうにクリクリと程よい力で摘まれると、下腹部にムズムズするような刺激が走る。
俺は焦った。
1週間抜いていないせいで、そんなちょっとした刺激に、俺のチンポが少しずつ反応し始めたのだ。
それでも俺は横山さんを睨みつける事は忘れない。


「少しずつ乳首が勃ってきたな」

なおもクリクリと絶妙な加減で乳首を弄られるものだから、俺のチンポも徐々に大きくなってくる。


「おやおや、こっちまで勃ってきたみたいだな」

目敏く横山さんが俺のチンポの反応に気付く。
スラックスの前の部分が、ほんの少し盛り上がりを見せたのだろう。


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