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Quattro stagioni
第12章 スタンダールの幸福 Ⅶ♡
「好き…なかはらさん…だいすき…っ」
「…今は辞めろって」
身体を倒して力強く抱き締める。俺の背中に回ってくる腕。俺のモノを精一杯受け入れた膣がぴくぴくと震えていて、気持ち良さと幸福感で頭が真っ白になった。
「あんっ…あっ、あっあっっ」
ゆるりと腰を動かすと耳元で嬌声が響く。ぞくぞくと快感が背を走った。俺に感じているのだ。たまらなくなって更に腰を揺り動かした。
「う、あっ…あっ、んんっ…なかはらさ、んあっ…」
「美月、」
「きもち…あっ…ふあっ…なかはさらんは…?ああっ」
「俺も、気持ちいいよ、それからお前がかわいくて仕方ねえ」
からかうようにぐんと強く腰を入れると開いた美月の足が跳ねる。腰を引いて、打ち付けて。その度に中の締め付けが強くなる。情けなくも限界が近かった。ぴたりと動きを止めて息を整えれば、もっと、とねだるように身体を押し付けてくる。
「…くっそ」
「や…っ…あっ、いま、そっちは…あんっ」
身体を起こしてから結合部に手を伸ばし、ぬらりと濡れたままの肉芽を親指で押した。抵抗する手は指同士を絡めて、抑え込んだ。右手は手を繋いで、左手は広がった膣口や、肉芽を撫でる。もがく身体。丸まったり、仰け反ったり。俺の指や腰の動きに踊らされて、いやいやとかぶりを振りながらも必死に俺の腰に足を絡めてきた。
「あっ…やっ…だめです…も…イっちゃ…」
「いいよ。イけよ」
「だって…んあっ…あっ…なかはらさ…んんっ…」
「俺も、もう持たねえし…っ…」
「クリ…やあっ…あっあんっ…あっ、イク…!」
繋いだ手が痛みすら覚えた。美月の身体が痙攣し、膣が俺のモノを食いちぎらんばかりの強さで締め付ける。せり上がってくる射精感。あ、まずい。そう思った時にはすでに遅く、ゴム越しに欲の残滓を吐き出した。