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Quattro stagioni
第4章 ♡ la mia gattina
大きめのビー玉サイズの球体が5つ連なり、その先には猫耳と同じ素材、同じ柄の長い尻尾が続いている。レジに向かう前はショーツに付けるタイプだった気がしないでもないが、いつの間に商品を取り替えたのか。そう言えば藤くんは以前から私のアナルに悪戯をするのを狙っているようではあった。
「大丈夫、痛くないですよ。ここ、もうひくひくして欲しがってます」
私の不安な顔を察してか、努めて優しく言う。こくりと頷くと上半身を抱え込んでいた腕を放し、彼に尻を向けて四つん這いになるように言われた。
恥ずかしい。とにかく、恥ずかしい。アンダーヘアを剃り上げられた時以上の羞恥が私に襲い掛かる。
「ゆっくり呼吸して、力抜いてください。痛かったら痛いって言ってくださいね」
「や、やっぱり尻尾辞めない?」
「それは却下です」
口調は優しいのに従わざるを得ない力強さを持っている。渋々四つん這いになって彼に尻を向けると、長い指は再びアナルへ触れた。ついさっきほぐしたときのように皺を伸ばしていく。
私の呼吸が乱れ、ベッドに突いた手足が震えだすと、ローションをたっぷりつけた粒をそっと宛がう。じりじりと押し込まれれば、後孔は思いの外スムーズに一つ目の粒を飲み込んだ。
「ふあ…っ…」
なんだこれ。まずい。ちょっと気持ち良いかもしれない。くぷ、くぷ、と続けざまに二つ目と三つ目が入ってくる。深く息を吸い込めば、四つ目と最後の粒がぐっと押し込まれた。
「ああっ…ん、」
「流石。淫乱な猫ちゃんは後ろも優秀ですね」
「藤くん…なんか、へん…っ…ぞわぞわする…」
「入れただけなのに気持ち良いんですか?これからですよ」
私が震えれば、首輪の鈴が音を立てる。尻尾は妙に重たくて、腸壁を刺激する粒が瞬く間に全身を粟立たせた。はぁっ、と熱い息を吐くとベッドを軋ませ私の目の前に移動した藤くんは背中を撫でながら額にキスをくれた。